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2008年07月25日

遺言書の方式と種類

遺言の方式と種類(1)

遺言(遺言状)は、民法に定められた方式にしたがって作成させなければなりません。

遺言(遺言状)の方式には大きく分けて普通方式と特別方式があります。

普通方式には自筆証書遺言、公正証書遺言、秘密証書遺言の3種類があります。

また、特別方式には危急時遺言、隔絶地遺言があります。普通方式にはそれぞれ短所、長所があるため作成の意図、目的に従ってどの方式を選択することになります。

自筆証書遺言

自筆証書遺言は、遺言者がその全文、日付及び氏名を自書し、押印することによって作成することができます。

■自筆証書遺言の長所


  • 最も簡単で費用がかからない。
  • 存在及び内容を秘密に出来る。


■自筆証書遺言の短所


  • 遺言(遺言状)を紛失したり、偽造、変造されたりする危険性がある。
  • 方式の不備、文言の解釈に問題が生じ無効等の可能性がある。




自筆証書遺言では、文字通り自筆によることが要求されており、ワープロ、タイプ等による作成は認められていません。

氏名については氏または名のどちらかのみのきさいでもよく、戸籍上の氏名ではない通称、ペンネームでも有効であると解されています。

押印については三文判でも問題はありませんし、押印の代わりに指印でもよいとされる判例もあります。

もっとも確実に遺言の効力に問題を残さないためには、戸籍上の氏名を用いて実印を使用するのが望ましいと考えます。

日付については遺言作成時の遺言能力の有無や、矛盾抵触する遺言(遺言状)が複数存在する場合の前後関係を解決するために必要とされているため、年月日が客観的に確定できる程度に特定されていないといけません。

したがって「平成20年5月○日」というように年、月、日を明確に記載するようにするべきでしょう。

この点、「平成20年自分の誕生日」という記載は良いとされますが、「平成20年5月吉日」という記載は認められていませんので注意ください。


posted by なり at 14:43| Comment(0) | TrackBack(0) | 遺言の基礎知識 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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