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2008年07月29日

遺言の種類と方式2

遺言の種類と方式(2)

公正証書遺言

公正証書遺言は次の方式に従って作成される遺言(遺言状)です

1)1証人2人以上の立会いがあること。
2)遺言者が遺言(遺言状)の趣旨を公証人に口授  すること。

3)公証人が遺言者の口述を筆記し、これを遺言者および証人に読み聞  かせ、または閲覧させること。

4)遺言者及び証人が、筆記の正確なことを承認した後、各自これに署  名し押印すること。

5)公証人が1から4の方式に従って作ったものである旨を付記して、こ  れに署名押印すること。


■長所

○公証人のもとに原本が保管されるので内容の変造、紛失の危険性があ りません。

○公証人が関与することにより遺言(遺言状)の効力が問題になる危険 性が少ないです。

○検認の手続きが不要であること等があげられます。


■短所

○公証人役場に証人とともに行かなければならないなど多少面倒です

○費用がかかることなどがあげられます。
 遺言者が病気等により公証人役場に行くことができない場合には、公 証人に病院、自宅まで来てもらうことができます。



秘密証書遺言

秘密証書遺言は次の方式によって作成される遺言です。

1)遺言者が署名し押印すること。

2)遺言者が、その証書を封じ、証書に用いた印章をもってこれに封印  すること。

3)遺言者が公証人1人及び証人2人以上の前に封書を提出して、自己  の遺言(遺言状)である旨ならびにその筆者の氏名及び住所を申述  すること。

4)公証人が、その証書を提出した日付及び遺言者の申述を封紙に記載  した後、遺言者と証人がこれに署名押印すること。



■長所

遺言(遺言状)の存在については明らかにしながら、遺言(遺言状) の内容を他者に秘密にして保管することができます。

○自書能力がなくても作成できること、等があげられます。

■短所

○遺言書の内容については公証人は関与しないため内容に問題が生じる 可能性があること等があります。

秘密証書遺言の場合、遺言者自身の署名押印が必要とされますが、自筆証書遺言とは異なり本文については、代筆、ワープロによることもできます。

もっとも、秘密証書遺言の場合は、遺言を執行するために家庭裁判所の検印が必要とされます。なお、秘密証書遺言としての要件を欠いていても、自筆証書遺言としての要件を具備していれば、自筆証書遺言として有効になります。

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posted by なり at 15:37| Comment(0) | TrackBack(0) | 遺言の基礎知識 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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